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セルフラーニング | 神戸大学附属図書館 KULiP

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Academic year: 2018

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(1)

レポート執筆攻略セミナー ∼大学生のためのRPG∼ 第4回 2017年5月8日(月)

理系レポート・論文の書き方

(2)

理系レポート・論文を書くにあたって学ぶべきこと

レポートのフォーマット 表紙の書き方.

含まれるべき項目・順番. 図表の入れ方.

参考文献の引き方.

文章の書き方のコツ (←今日の話題)

分かりやすい文章を書くには. 見やすい文章を書くには.

ソフトウェアの使い方

WordやLaTeXの使い方.

文献管理ソフトの使い方.

資料の調べ方

(3)

今日のテーマ:良い理系の文章=分かりやすい文章

理系レポート・論文のポイント =正確さ

自分が考えたこと・発見したことを 正確に伝える技術を身につけよう!

今日の話題:正確に伝えるための「少しのコツ」

1 論文執筆練習としてのレポート

2 読み間違えない文章にするために

読点「,」の打ち方

3 見やすい文章にするために

数式記号の書き方

4 演習

(4)

論文執筆練習としてのレポート

大学でのレポート =テクニカルライティングの練習

卒業のためには卒論執筆が必須! まずは次の2つに気をつけよう!

1 文章を書く.

2 明確に書く.

–主語・述語・目的語・指示語などを意識(なるべく省略しない.)

【問】次の連立方程式を解け :

x+y=6, x=2y.

良くない例

2y+y=6 y=2 x=4

空気を読まないと 分からない

=説明になっていない =解答になっていない

ステップ 1:文章を書く x = 2y を代入して

(5)

ステップ

2

:明確な文章になるように

【問】次の連立方程式を解け :

x+y=6, x=2y.

解答例(再掲)

x=2yを代入して 2y+y=6となる から y=2 x=4. (主語は筆者) (主語は“x+y=6”) (何に代入するのかが不明)

(6)

ステップ

2

:もっと明確な文章になるように

【問】次の連立方程式を解け :

x+y=6, x=2y.

解答例(再掲)

x=2yを代入すると,左の式は 2y+y=6となる から y=2 x=4. (理由が不明確)

(最後が省略されており,文章として完結していない)

(7)

ステップ

2

:さらに明確な文章になるように

【問】次の連立方程式を解け :

x+y=6, x=2y.

解答例(再掲)

x=2yを代入すると,左の式は 2y+y=6となる. これを整理すると

3y=6となり y=2を得る.これを x=2yに代入すると x=4が得られる. (“これ”の内容が瞬時に分からない)

(結論が書かれていない)

x=2yを代入すると,左の式は 2y+y=6となる. この式を整理すると

3y=6となり y=2を得る.得られた yの値を x=2yに代入すると x=4 が得られる. 以上から,この連立方程式の解は x=4,y=2である.

理系の文章は「分かりやすさ」が最優先.

(8)

正確に伝えるコツ1:読点「,」の打ち方

直後に続く語句を修飾しない修飾句等の後には読点を打つ. 同時に語順も工夫する.

修飾句(句2を修飾) 句1(長め) 句2

修飾句(句2を修飾) , 句1(長め) 句2

(離れた語句を修飾するときには読点を打つ)

例文

(9)

正確に伝えるコツ2:数式記号の書き方

書体を“標準的な規格”に合わせて使い分ける. → 数式中の文字の種類(変数/添え字/演算)を明確にする. 例:JIS規格(注:“標準的な規格”は分野依存)

数値が一般的に定められている定数の記号は立体(ローマン体). 演算の記号は立体(ローマン体).

変数の記号は斜体(イタリック体).

≃自分で導入した記号は斜体.それ以外は立体. 数式の例

eix =cosx+i sinx.

e=2.718...,i=1,cos,sinは標準的に用いられる記号 → 立体.

xは変数の記号 → 斜体. ∫1

0 dy

dxdx=y(1)−y(0).

微分や積分記号の中のdは微分を表す演算に由来 → 立体.

(10)

演習問題

以下の文章は f(x)= x2の微分が2xになることの説明したものである. この文章を(工学分野の標準的な記法に従って)添削せよ.

微分は教科書によれば一般的に d f dx =hlim→0

f(x+h)− f(x) h と定義される.ゆえに関数 f(x)= x2を代入して

(x+h)2−x2

h =

x2+2hx+h2−x2

h =2x+h つまり

(11)

回答例

教科書によれば,一般的に微分は

df

dx =hlim→0

f(x+h) f(x)

h

と定義される.(f(x+h)− f(x))/hに f(x)= x2を代入すると

(x+h)2−x2

h =

x2+2hx+h2−x2

h =2x+h となる.この式において h0とした極限をとれば

lim

h→0

f(x+h)− f(x)

h =2x

となるから

df

(12)

まとめ:理系レポート・論文を書くにあたって学ぶべきこと

レポートのフォーマット 表紙の書き方.

含まれるべき項目・順番. 図表の入れ方.

参考文献の引き方.

文章の書き方のコツ (←今日の話題)

主語・述語・目的語・指示語などを意識. 句読点の打ち方.

標準的な数式記号の書き方. ソフトウェアの使い方

WordやLaTeXの使い方.

文献管理ソフトの使い方. 資料の調べ方

参照

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